らせん/鈴木光司
新たな主人公を迎えて『リング』の「その後」を描いた物語。
あたかも「続編」のように始まりながら、いつの間にか全く新たな世界観を持った物語に突然変異していきます。。。
読み終わってしばらく呆然自失状態(笑)。 これ、もし最初に世に出た時(1995年)にリアルタイムで読んでたら、その当時の自分だったら人生観とか思想とかにめちゃめちゃ影響を受けてちょっとマズい方向に行っちゃってたかもしれない・・・
・・・読んでなくてよかった、かも? まあ、今でもちょっとヤバいんですけどね(^^;。
それにしてもこの作品、もともと「映画」とは密接に繋がってたんですね。 この作品を「映画化」したというよりも映画自体が作品に内包されてしまっているというか一部になってしまってる感じで、今またシリーズの最新作『貞子3D』が公開されるという時期だからかもしれませんが、映画について語られる部分を読んでからゾクゾク感が止まりません。
あ、映画に関しては作品内で貞子さんがとった行動も素晴らしすぎます。 このところ貞子さんは世間ではなんだか「面白い人」になってるようですが、元からかなり面白い人だったんじゃないですか(笑)。
ところで映画版の貞子さんが長い髪で顔を隠している理由が『らせん』を読むとなんとなく分かりますね。 そういうことだったのか・・・って。
ちなみに貞子さんに仕事上で関わってから体調不良が続く件ですが、どうやら私は貞子さんに協力している側らしいので、もしかしたら大丈夫かもしれません・・・(^^;
(角川ホラー文庫)

