2012年4月30日 (月)

らせん/鈴木光司

新たな主人公を迎えて『リング』の「その後」を描いた物語。
あたかも「続編」のように始まりながら、いつの間にか全く新たな世界観を持った物語に突然変異していきます。。。

読み終わってしばらく呆然自失状態(笑)。 これ、もし最初に世に出た時(1995年)にリアルタイムで読んでたら、その当時の自分だったら人生観とか思想とかにめちゃめちゃ影響を受けてちょっとマズい方向に行っちゃってたかもしれない・・・
・・・読んでなくてよかった、かも?  まあ、今でもちょっとヤバいんですけどね(^^;。

それにしてもこの作品、もともと「映画」とは密接に繋がってたんですね。 この作品を「映画化」したというよりも映画自体が作品に内包されてしまっているというか一部になってしまってる感じで、今またシリーズの最新作『貞子3D』が公開されるという時期だからかもしれませんが、映画について語られる部分を読んでからゾクゾク感が止まりません。
あ、映画に関しては作品内で貞子さんがとった行動も素晴らしすぎます。 このところ貞子さんは世間ではなんだか「面白い人」になってるようですが、元からかなり面白い人だったんじゃないですか(笑)。

ところで映画版の貞子さんが長い髪で顔を隠している理由が『らせん』を読むとなんとなく分かりますね。 そういうことだったのか・・・って。


ちなみに貞子さんに仕事上で関わってから体調不良が続く件ですが、どうやら私は貞子さんに協力している側らしいので、もしかしたら大丈夫かもしれません・・・(^^;

(角川ホラー文庫)

2012年4月23日 (月)

わが母の記/井上靖

『蒼き狼』や『風林火山』で知られる(というか私はほどんどこれしか読んでないんですが^^;)作家の井上靖が80歳を過ぎて老耄してゆく自分の母親について綴った随筆のような、小説のような作品。
母親が80歳の頃に書かれた『花の下』、85歳の頃に書かれた『月の光』、そして母親が89歳で亡くなる前後を描いた『雪の面』とほぼ5年間隔で約10年間に渡って書かれた三作品をこのタイトルで三部作として発表したものだそうです。

役所広司主演で映画化されたものの予告編を先に劇場で観てたりしてたので、読む前からこれは親子の葛藤を描いた感動の人間ドラマみたいなものかなぁと勝手に思ってたんですが、映画は原作とはちょっと別物になってるみたいです。(というか映画はこの作品に『しろばんば』とかの井上靖の自伝的小説をミックスしたようなものになっているようです)

老いてゆき次第に奇行が目立つようになる母を、きょうだいや家族で代わる代わるという感じで世話しますが、きょうだい、家族が集まった折々などにその時点での母親の様子から、いま母親はどのような「世界」を生きているのかについて、それぞれの意見を述べていく・・・。 そんな場面が何度か繰り返されますが、その中での話題は母親が香典を返すことに執着していることとか、同じ話を何度も何度も繰り返すことや、夜中に家の中を徘徊することなど、ある意味老いてくれば誰にでもありそうなこと。 でも、だからこそ遠くない将来に自分の身の上にも訪れるであろう問題として強く心に迫って来ます。
正直、読みながら途中で何度も自分の方に意識が向かってしまい、短い作品なのに読み進めるのに結構苦労してしまいました。

なんていうか、老いてボケてしまうともう以前の「その人」ではなくなっちゃったんじゃないかと寂しさを覚えたりもしますが、でもボケてゆくそのゆき方にも「その人」なりの個性があると思えば、そういう寂しさみたいなものもちょっとは和らぐのかなぁ・・・?なんて思いました。

(講談社文庫)

2012年4月16日 (月)

リング/鈴木光司

そのビデオを見た者は一週間後の同時刻に謎の死を遂げる・・・。 
あまりにも有名な作品なのに個人的にこの方面にはちょっと抵抗があって(^^;読んでいなかったんですが・・・
実は最近、仕事で貞子さん絡みのことがありまして、それ以来なぜかあまり体調が良くなく、これはもしかしてこの人のことを知っておかないとこのままだとヤバイことになるかも・・・なんて思ってしまい恐る恐るチャレンジしてみました。。。

個人的に『リング』って幽霊や怪奇現象が主人公にこれでもかこれでもかと襲い掛かり、主人公は悲鳴や絶叫を上げながら逃げ回るというような「ホラー映画」の代表格っていう印象が強かったんで、小説もそういうショッキングな場面が何度も出てくるのかなぁなんてずっと思ってたんですが、こういう作品だったとは・・・かなり今更ですが、意外でした。
呪いのビデオの謎を解くために少ない手掛かりから過去にさかのぼって、少しずつそのおおもとを突き止めて行くという展開、そしてその過程で浮上した人物の隠された秘密が明らかになることで思いもよらなかった真実が見えてくるところなんて、まるでミステリー小説を読んでいるようでした。 こういう感じなら私でも安心して読めるかなぁ、なんて途中までは思ったりしたんですが・・・・
確かに映画でショッキングな場面を見た時のような「怖い」感じはあまりないんだけど、なんだか、じわりじわりと作品と現実との境い目が希薄になっていくような気分。 これって普通の小説を読む場合なら登場人物に自分の気持ちを重ねたとか、物語の世界に気持ちが入り込んじゃった、で済むような感覚なんだけど、この作品では、それが、一番怖い・・・(^^; 



ところで、この本を読み終わった直後に映画『SPEC~天~』を観たんですが、なんか途中から自分の中で、この作品と世界観が繋がっちゃってるような気がして仕方がなくなりちょっと困りました。 でも、よく考えたら貞子さんの母親のモデルになった御船千鶴子さんがTVスペシャルの『SPEC~翔~』にすでに出てきてたんですよね。

(角川ホラー文庫)

2012年4月 8日 (日)

マリリン・モンロー 7日間の恋/コリン・クラーク

両親がイギリスの名優ローレンス・オリヴィエの友人だというコネで映画『王子と踊り子』の第三助監督として働くコリン。 でも、彼のお仕事は映画製作ではなくてこんどの映画でオリヴィエと共演するためにイギリスに来た世界の大スター、マリリン・モンローの住居やボディーガードの世話というような、いわば雑用係でした。
そのマリリンは新婚の夫、アーサー・ミラーとの夫婦仲の問題や、これまでと全く違う環境や気持ちで仕事をしなければならない緊張感や人間関係によるストレスで精神的に不安定。 薬の影響なんかもあって朝早くからの撮影にはたびたび遅刻したりとオリヴィエら共演者やスタッフのイライラも爆発寸前。 映画は無事に完成させることができるのかというそんな時、偶然コリンは夜、自宅の廊下に座り込むマリリンの姿を目撃してしまいます。 それはセックス・シンボルでも大スターでもない一人の美しい無防備な女性の、弱々しい姿でした。
「なんとかして彼女を救わなければ」そんな思いが心に芽生え始めたコリンですが・・・。


正直、マリリン・モンローの映画はこれまでまともに一本も観たことがないので、この往年の大スターの名前は知っててもそこには、「セックス・シンボル」というような煽情的なイメージやその謎に包まれた死のようなスキャンダラスな事柄が絡んでくるばかりで、彼女がどんな女性だったのかなんてことは考えたこともありませんでした。 それがこの作品でいきなり、イメージやら名声やらの虚飾を脱ぎ捨てたごく普通の心を持った女性としてのマリリン・モンローに出会ってしまい、ある意味「マリリン・モンロー」初体験としてこれでいいのかなぁ?という思いもあるんですが、今さらながら無性にマリリン・モンローの映画が観たくなったり、その人となりや生い立ちなんかを更に詳しく知りたくなってしまいました。
なんだかこれってこの作品の「主人公」のコリンの気持ちを追体験してるみたい感じがするんだけど、つまり、こういうのが恋というものなんだよねぇ・・・たぶん(^^;。

実在の人物であるコリン・クラークが当時書いていた手紙を日記風に再構成したノンフィクション作品みたいですが、自分的にはこの作品は「実録秘話」みたいな感じではなく日記の体裁を使って一人の青年の身に起きた夢のような奇跡のような出来事を描いた青春小説として楽んでしまいました。 絶対に手の届かないような世界の大スターとの恋なんて、なんかちょっぴり「僕」と「彼女」の「セカイ系」(?)みたいな匂いもして、いま流行りのラノベの世界にも通じるものがあると感じたのは私だけでしょうか?(^^;


ちなみにこの作品を映画化した『マリリン 7日間の恋』も昨日観に行ったんですが、ハリー・ポッターシリーズのエマ・ワトソンが演じるコリンの彼女(原作には出てきません)は別に要らなかったんじゃないかなぁ・・・と思いました。
その他はほぼ原作どおりですが、困ったことに私の中ではマリリン・モンローはミシェル・ウィリアムズになってしまいました。。。 これから本物のマリリン・モンローを観ても違和感を感じてしまうかも(笑)。

(務台夏子訳/新潮文庫)

2012年4月 5日 (木)

ウルトラゾーン 23回目は・・・

録画しといたのをようやく見れたんですが、なんと最終回でした。
4月1日の放送だったから、一瞬、円谷プロお得意のアレかな?とも思ったけど、よく考えたらチバテレは1週遅れでしたね。。。


怪獣コントは「怪獣職務質問」。 メトロン星人がタバコを買いに行く途中で警官から職務質問を受けます。
メトロン星人ってことはタバコはもちろん自動販売機で買うと思うんだけど、タスポはちゃんと作れたんだろうか?(^^;
まあ、この世界には成人識別ICカードとは別に星人識別ICカードとかもありそうだけど。
それにしても・・・津田寛治の警官はやっぱり怪しすぎます(笑)。

ウルトラゾーンチャンネル1本目はM1号が金田一さんっぽい名探偵を演じる「名探偵M1号」の後編。
新たな犠牲者が発見されますが、その口には漏斗が入れられてました。 これって『悪魔の手毬唄』ですよね? そして漏斗の中にはなぜかチョコレートが。
思わず私も「よし、わかった!」をやってしまいました。 「犯人はゲスラだ!」
・・・まあ、果てしない虚しさを感じただけでしたけど(^^;。

2本目は「さよならケムール人」。
ラストシーン、ケムール人と別れる場面の女の子のすばらしい演技が心に残りました。 たぶん『家政婦のミタ』を越えました(嘘)。



それにしても、ラストのタカダ・リホ隊員の歌うウルトラマンメビウスの主題歌はよかったなぁ。。。  なんか、これまでこの番組に対して抱いていた、困惑とか怒りとかわけのわからないモヤモヤ感とか、いろんなものがみんな溶けていって穏やかな気分だけが残ったというか、なんにも残らなかったというか(^^;。
ちなみに歌詞の最後に「ウルトラマーン、メービウース」って入ってるけどちゃんと終わりまで歌うのかなぁって途中からちょっとドキドキしてきたんですが、ハミングでうまくごまかしてましたね。

2012年4月 4日 (水)

鳳神ヤツルギ2 総集編

えーと、牙狼とは違ってこっちはオーソドックスな総集編でした。
でもタケルやマリやファンガークだけじゃなくて、できれば今回はメグちゃんのコメンタリーも入れてほしかったかなぁ。。。
本編では語られなかったこと、たとえば物語の冒頭で地底帝国の封印がどうして破られてしまったのかなんてのを、
「実はあれ、大学の考古学の教授で「神の手」を持つといわれる父が、先祖が地底帝国を封印するために埋めた呪具を勝手に掘り出しちゃったのが原因なんです。 最近父の出世がやたらと早いから変だとは思ってたんですけど・・・」
とかバラしちゃったり・・・
コメントの最中になぜか突然「証城寺の狸ばやし」を歌い始めてしまい、実はメグちゃんと妹の歩美ちゃんの正体が証城寺のタヌキだったことがバレちゃって、さらに地底帝国アングラーの怪人や幹部たちの正体は四国の八百八狸で、皇帝ダークザウラーの正体はその八百八狸の総帥の刑部狸で、
「今回の出来事は実は狸合戦だったんです。 今回、木更津の町に狸がいなかったのはみんな戦に借り出されちゃったからなんです」
とか・・・

・・・って今回はなんだか妄想ばっかですみません(^^;。

それにしても、パート2ってメグちゃんがいなかったら最後まで見続けられたのかどうか疑問だなぁ・・・(^^;;

2012年4月 2日 (月)

映画『ウルトラマンサーガ』は・・・

せっかくなので3Dで鑑賞してきました。
ダイナとかコスモスとか平成のM78星雲ものじゃないウルトラシリーズはしっかり見てたわけじゃないし、別にAKBも追いかけてるほどでもないし(^^;、こんな自分でも楽しめるのかなぁ?という心配もあったんですが、ウルトラマン映画として普通に面白かったです。
やっぱりAKBのメンバーをあまりよく知らなかったのが逆によかったのかなぁ、、、女性だけの防衛隊・チームUも「アイドルがウルトラマンに出てる」という感じはあまりしなくて、しっかりと伝統の「ウルトラヒロイン」をやってるように見えました。
あとはやっぱり、明らかに映画と連動したラインナップで放映してた『ウルトラマン列伝』をちゃんと見てたのがよかったのかも(笑)。 
それにしてもウルトラマンは3Dに向いてますね。 特に奥行きを感じさせる使い方はウルトラマンや怪獣の巨大さがリアルに感じられて、ちょっと鳥肌ものでした。

ところで序盤を見ていてまず思ったのは、これって『ウルトラマン妹』の姉妹編じゃない?だったりして(笑)。 一方は女性だけの防衛組織、一方は女性だけのウルトラマン。 しかもウルトラマンにギャグを演じさせるとか(なんと『~妹』と同じネタが使われてます)、全体の印象というか、カラーが微妙に似てるような気がするんですよね。 
ちなみに脚本は長谷川圭一さんだったけど、もしやと思ってあとでパンフでスタッフを確認したらやっぱり小林雄次さんが企画協力で参加してました。

なんとなく今回の映画は少女マンガ的というか、プリキュアみたいな女の子向けなのかなぁ・・・なんて印象もあったんですが、それとバランスをとるかのように最後に登場した無敵のウルトラマンサーガはまるで荒ぶる神のように男性的に描かれてました。 ただこれ予備知識なしに見ると、どう見ても岩石怪獣化した悪いウルトラマン。 これならゼットンには絶対に負けないというのを見ただけでわかるようにすると、ああいう姿にするしかなかったのかも知れませんが、公開前にあんなに露出させてたのは「これでも正義のヒーローなんだよ」ってのを事前に植えつける必要があったからなんだろうなぁ、やっぱり(^^;;。

なんていうか、ある意味でサーガって「ゼットン的」なウルトラマン、なのかも・・・。

我が名は牙狼-冴島鋼牙 戦いの軌跡-

総集編だというので、もうちょっと落ち着いてきた頃に録画したのを見ればいいかな、なんて思ってたんですが、よく考えたら『牙狼』の総集編って単なるダイジェストじゃなかったんだよなぁ。。。 すっかり忘れていました。

なんとこれが、前作からスペシャル、劇場版、オリジナルビデオ、そして今作とこれまでのシリーズすべてを鋼牙の成長をメインに幼少期から現在まで時系列順に再編成した、いわば「鋼牙クロニクル」とでもいうべきものになってる。
こうやって見ると、やっぱり前作~劇場版~今作と7年近くの期間を通じて鋼牙の少年時代を同じ子役が演じているのがすごく生きてきますね。 子役って仕事を長く続けるとは限らないから、これって結構幸運だったんじゃないかなぁ。
ちなみこの鋼牙役の澤畠流星くんは映画『20世紀少年』の三部作で、トヨエツがやったオッチョの少年期も演じてたんですね。 あの中ではユキジの松元環季ちゃん(『電王』のコハナ)の次に気になる子役だったというのに、最近まで全然気がつきませんでした(^^;。

で、今作のラストまでを結構早い時間に描き終えてしまったので、ここからは前作の中盤でやった総集編みたいにCG映像のおまけ付きかな?なんて思っていたら・・・
・・・あれは時間の関係で仕方なくカットした未公開映像だったのか、それとも劇場版第2作目のための映像なのか、鋼牙が「約束の地」に旅立つ前の、零、邪美、翼、烈花、シグト、レオ、それにザン・・・じゃない、ワタルという7人の仲間たちとの別れの場面が・・・!
実はこれ、最終回になんでこういう場面がないのかすごく気になってたんですよね。 シグマが来なければ本当は冴島邸で仲間たちみんなが集まって凱旋祝いのパーティーをする予定だったのかなぁ、とか思ったりして。
・・・って、なんだかんだ言って実は最後にまた烈花が見れたのがうれしかっただけなんですが(^^;、結局、自分的にはやっぱり今回が本当の最終回でした。

2012年3月31日 (土)

ウルトラマン妹/小林雄次

無職でニートの青年、月島翔太は中学生の妹のあかりと二人暮らし。 ある日、妹同伴で天文台の就職面接を受けに行った帰り道に怪獣に遭遇して、怪獣に襲われた妹は瀕死の状態になってしまいます。
「助けて!ウルトラマン!」そう祈る翔太の前に現れるピンク色の光。 謎の光は女の子の声で翔太にこう言いました。
「あなたと一つになりたい・・・」


えーと、この作品に関してはまずは「ウルトラシリーズ」として許せるかどうかを書くべきなような気がするので・・・
個人的には、なにはともあれウルトラの最新モードはやっぱりこれなのかなぁ、っていう感じもあってギリギリでOKかな。 ウルトラシリーズってこれまでもその時代その時代の世相やら流行なんかをずっと反映してきてたから、宇宙警備隊の女性隊員なんていうのも今の時代に作るとしたらそういう設定もあまり抵抗なく受け入れらるんじゃないかな?と。
ならば女性の訓練生見習いもあっていいと思うし、その中に落ちこぼれもいてもいいし天然なやつがいてもいい・・・
・・・ってやっぱり「いろいろあっていいんです」っていう寛容な心で受け入れないとダメな作品なのかなぁ?(^^;;
まあ円谷プロ監修というのもあるのでしょうが、さすがに実際に『ウルトラマンマックス』や『ウルトラマンメビウス』、『ULTRASEVENX』なんかのウルトラシリーズをやってた脚本家の方が書いただけのことはあってギリギリのところで「ウルトラの品格」みたいなものは保たれているんじゃないかな、という感じです。

それにしてもやはり脚本家の書いた小説だからでしょうか、非常に映像的で物語にも勢いがあって、ところどころ辻褄の合わないようなところもあまり気にならずに一気に読めました。
なんていうか、ウルトラマンをラノベでやるとこうなります、っていうお手本みたいな感じにもなってて、「妹」とか「セカイ系」とかラノベに特徴的な要素がウルトラマンの物語世界にうまく融合されている感じはなかなか面白かったです。 もし続編が出たら、また読みたいかも。
・・・っていうかこれを原作にして新しくTVシリーズ作ってもいいんじゃない?とか思っちゃった(^^;。


ちなみにゴーシュドンとかポラノ星人とか怪獣や宇宙人の名前がみな宮沢賢治の作品に由来しているのは、キリスト教由来の名前が多かった市川森一さんの作品へのオマージュでしょうか。
そういえば以前、宮沢賢治原作で市川森一さんが脚本を書いたミュージカルの『銀河鉄道の夜』を観に行ったことがありますが、この辺もなにか関連してるのかな?

そうそう、防衛組織BURKの女性隊員でもう一人の女ウルトラマンに変身する如月ユキの名前は、平成ウルトラセブンのEVOLUTION5部作に出てくるウルトラ警備隊のキサラギ・ユキ隊員(タイムピンクの勝村美香が演じてました)の名前をそのまんま使ってましたね。
やっぱり他にもまだ「わかる人にはわかる」みたいなネタが隠れてたりするんだろうなぁ。。。

(スマッシュ文庫)

2012年3月29日 (木)

ウルトラゾーン 22回目は・・・

「M1号版八つ墓村」ってあれは冗談で書いたのに。。。
・・・まさか本当にやるとは思わなかったっす(^^;;。

ウルトラゾーンチャンネル1本目は「名探偵M1号」の前編。
双子の老婆はラゴンが一人二役で、頭に2本の懐中電灯をつけて走る殺人鬼はケムール人が演じています。
ただこれ『犬神家の一族』っぽい菊人形に見立てた死体とか「よし、わかった!!」の加藤武の警部とか、どう見ても市川崑作品のパロディーみたいになっちゃってるけど、M1号=渥美清版金田一の『八つ墓村』の監督は市川崑じゃないです。 ・・・ってそういう私も一時期まで映画の金田一耕助ものはみんな市川崑監督だと思ってたんですが(^^;;。
(ちなみにM1号がトヨエツに似てるとかいうのなら話は別です)
まあ「ウルトラ」的にはナレーションの石坂浩二が金田一さんで、ムラマツキャップの小林昭二がなぜかいつも違う役で常連で出てた市川崑作品が一番なじみがあるといえばありますけどね。
それにしても、口に菊の花が入った全身金色の死後硬直が強すぎてロボットのような動きをする死体とか、トランプで出来た家とか、死体が残した「血の涙」とかいう謎の言葉とか、一瞬マジで謎を解こうと思っちゃった・・・(^^;

2本目の「70年代ドラマが好き!」は『傷だらけの天使』のパロディー。
これ、『八つ墓村』とはショーケンつながりですね(^^)。 昨年亡くなられた市川森一さんが脚本を書いていたから、ウルトラつながりでもあります。
・・・名作と言われてるけど当時はまだお子ちゃまだったんで、これは見てなかったんだよなぁ。。。


オリジナル特撮ドラマは「悪魔が降りた日」の後編。
あのぉ・・・もしかしてこれ結局、怪獣と戦うタカダ・リホ隊員を撮りたかっただけじゃ・・・?(^^;;

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